経済産業省が主催する「ものづくり展 MONODZUKURI EXHIBISION」が15日、東京都台東区の国立科学博物館日本館で開幕した。第6回ものづくり日本大賞受賞者とその優れた技術を広く伝えることが目的。会期は4月3日まで。開幕に先立って14日にはプレス内覧会を開き、経産省製造産業局の小林洋司審議官、国立科学博物館の林良博館長、展示会の監修を務めた鈴木一義国立科学博物館産業技術史資料情報センター長らがテープカットを行った。
冒頭、小林審議官は「日本のものづくりは世界最高水準、最先端だが、それにもまして環境問題や災害対応など社会的な課題の解決に大いに役立つ。新たな価値を生み出す技術として日本の経済発展に貢献している。若い人を始めとする多くの人にものづくりのすばらしさを知ってもらう良い機会になるはずだ」と開催の意義を強調した。
小林審議官らによるテープカット |
林館長も「ものづくり人材の裾野を広げるためには社会的認知度を高めることが大切だ。次代を担う子どもにぜひ関心を持ってほしい」とあいさつした。
第6回ものづくり日本大賞の受賞技術のうち、建設産業関係では、天童木工の「軟質針葉樹の圧密成形加工技術開発・実用化及び家具用材への利用拡大」が内閣総理大臣賞、森環境技術研究所と東北大学大学院環境科学研究科の高橋弘教授が共同開発した「泥状津波堆積物(ヘドロ)を原料とした高機能性地盤材料の開発」が経産大臣賞をそれぞれ受賞している。
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