2016/07/05

【with Dam Night】ダムLOVEの輪ッ! 技術者・専門家・ファンが“はたらくダム”の魅力語り合う


 ダム工学会(魚本健人会長)のシンポジウム「with Dam Night2016」が1日、東京都中央区の月島区民センターで開かれ、“カンパイ!傍楽(はたらく)ダム”をテーマに、ダムとかかわりのある技術者、ダム専門家、ダムファンらがそれぞれダムの魅力について語った。

 冒頭、魚本会長があいさつに立ち「ダム好きの皆さんのお話を、ダム工学の研究に利用させていただきます」と述べた。
 シンポジウムのトップバッター桑野玲子東大教授は、「ダムの効用~素人ダムファンの視点~」と題し、ダムエンジニアだった父親を通じたダムへの視点や、趣味の「登山者としてのダム」について語った。
 ダムマイスターの安部塁氏は福島第一原発にほど近く、中間貯蔵施設計画に組み込まれて今後30年程度はダムを見に行くことが困難と思われる福島県営・大蔵(おおぞう)ダムを紹介した。電源開発の河田暢亮氏は水力発電ダムの仕組みや同社のさまざまな水力発電ダムを紹介した。「親子でダム巡り」と題したダムマイスターのNOW2000さんは、“子ども目線”でとらえたダムの魅力を披露した。
 ドーコンの尾山玲氏は昨年、北海道で初開催されたwith Dam Nightを機に広まったダム熱ぶりを紹介。会場を巻き込んだ「ダムLOVEの輪ッ」=写真=でシンポジウムを締めくくった。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿