近畿地方整備局淀川河川事務所は、淀川水系で絶滅が危惧されている天然記念物の淡水魚「イタセンパラ」の稚魚確認調査を実施した結果、城北地区で502匹を確認したと発表した。2013年10月に放流した成魚の第3世代となる。同地区に放流したワンド以外でも稚魚が確認できており、生息域が広がっていることが分かった。
イタセンパラはコイ科タナゴ亜科に属する日本固有の淡水魚で、淀川では生態系保全の象徴として「淀川のシンボルフィッシュ」と呼ばれている。
野生復帰に向けては、同事務所と大阪府立環境農林水産総合研究所が共同で取り組んでいる。両者はイタセンパラが生息するワンドの造成やモニタリングを実施し、生息環境が回復したと考えられる場所において、成魚を放流し経過の確認作業を実施している。
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イタセンパラはコイ科タナゴ亜科に属する日本固有の淡水魚で、淀川では生態系保全の象徴として「淀川のシンボルフィッシュ」と呼ばれている。
野生復帰に向けては、同事務所と大阪府立環境農林水産総合研究所が共同で取り組んでいる。両者はイタセンパラが生息するワンドの造成やモニタリングを実施し、生息環境が回復したと考えられる場所において、成魚を放流し経過の確認作業を実施している。
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