日本学術会議「東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡会」は2016年1月9日、防災学術連携体の設立記念シンポジウム「巨大災害から生命と国土を護る-三十学会からの発信-」を東京都港区の日本学術会議講堂で開く。東日本大震災からの約5年間を振り返り、大震災から得た教訓とその継承について議論する。
防災学術連携体は防災・減災にかかわる47学会と日本学術会議が連携して設立する学会ネットワークで、多様な分野の研究者が参加する。専門分化した研究分野を統合するとともに「東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡会」のこれまでの研究成果を継承し、大災害などの緊急事態時には学会間の緊密な連絡や行政・民間企業と協力する体制を整える。
シンポジウムでは、依田照彦早大教授がこれまでの活動と成果について発表するほか、東日本大震災の課題と今後の方向を明らかにするため「震災・復興に役立った知見、役立たなかった知見、役立てたかった知見」「どのような体制があれば良かったか、震災の現場ではどのような研究が望まれていたか、学会連携に期待することは何か」をテーマに各学会長がディスカッションする。
開催時間は午後1時から午後5時30分まで。参加は無料。当日は会場の様子をウェブ上でライブ配信する。
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