2015/12/04

【大林組】「スマート・ウォーター・シティ東京」を発表! 誌上構想で水都復活に挑む


 大林組は、広報誌『季刊大林』56号の誌上構想・大林プロジェクトで、「スマート・ウォーター・シティ東京」建設構想を発表した。2020年東京五輪後の東京の姿として、かつて“東洋のヴェネチア”と称された水都・東京の復活に挑んでいる。

 国際的な都市間競争の時代を迎え、経済力だけでなく、都市生活の質の向上や観光資源の観点からも都市の魅力を再考する必要が迫られているという認識の下、ただ単に水都・東京をよみがえらせるのではなく、水源不足、渇水、洪水など現在の深刻な課題を踏まえ、貴重な水資源を適正にマネジメントしながら有効に利活用する「現代の水都」を構想している。

都心部の降水を大量に貯留し、循環活用する「スマート・ウォーター・ネットワーク」

 具体的には、水都のふさわしい洋上のランドマーク「東京ウェルカム・ゲート」、都心部に水の流れを復活させて水上交通にも活用する「水路復活」に加え、都心部の降水を大量に貯留して循環活用する「スマート・ウォーター・ネットワーク」などを提案している。
 季刊大林では、今回の構想に合わせ、「水都復活-東京の水循環システムの確立に向けて」と題して、丹保憲仁北海道立総合研究機構理事と月尾嘉男東大名誉教授の対談、「POST2020~改めて東京を考える」をテーマに建築ジャーナリストの磯達雄氏、青山にんべんに八と月]明大公共政策大学院特任教授、社会デザイン研究者の三浦展氏の3人の論考なども掲載している。
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