2015/12/25

【高校建築甲子園】神奈川大会の優勝は神奈川工業高校! 神奈川県建築士会


 神奈川県建築士会(金子修司会長=写真左から2番目)は、第6回高校生の「建築甲子園」神奈川大会の優勝校を県立神奈川工業高校に決めた。24日に金子会長らが同校を訪れ、作品名『港町の一端より…』を制作した、近岡美歌監督=写真右=、平良光選手=写真右から2番目=、福島滉二選手に表彰状と記念品を手渡した。

 表彰後、金子会長は建築士会の役割や若手の育成などの重要性を示した上で、「いずれ建築士の資格を取得し、豊かな社会づくりのために頑張ってほしい」と期待を寄せた。後藤博史校長は、卒業研究など同校の取り組みを述べ、「受賞は在校生の励みになる。いま学んでいることが将来生かせることが分かったと思う」と感謝の意を表した。
 指導を担当した近岡建設科教諭は、課題の変化に四苦八苦しながら「本人と何度も話し合い、作品を作り上げた。夏休みも学校に来て頑張っていたので努力が報われた」と話した。平良君は「コンペティションに挑むのは初めてだったが、先生のアドバイスのおかげで作り上げることができた」と述べ、今回の受賞は「進学や社会に出てから役立つと思う」と意欲を示した。
 同甲子園は日本建築士会連合会と都道府県建築士会が主催している。今年度は、これまでのメーンテーマ「地域のくらし」を基本としながら、新たに「空き家を活かす」をサブテーマに加えた。県内では同校と県立磯子工業高校が予選大会に出場した。今後は都道府県建築士会の予選を勝ち抜いた作品を集め、年内に入賞作品を決める。2016年1月に表彰式を予定している。
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