東北地方整備局は14日、11月に開庁した仙台市青葉区の新庁舎(仙台第1地方合同庁舎B棟)の屋上に設置したヘリポートで、ヘリコプターの離着陸訓練を実施した。
これまで同局のヘリポートは仙台市内になかったため、災害発生時にはヘリコプターが常駐している名取市の仙台空港まで職員が向かっていた。
今回、同庁舎や県庁舎、県警察本部庁舎、仙台市役所など防災官署の集積地である市街地中心部の勾当台地区にヘリポートを整備したことにより、大幅に初動態勢が向上、素早い情報収集などの効果が期待される。
訓練には、川瀧弘之局長を始めとする同局と県庁職員ら約40人が参加。仙台空港を飛び立った災害対策用ヘリコプター「あおぞら号」が屋上ヘリポートに到着すると、川瀧局長や同局と県庁の防災担当職員ら計8人を乗せ、離陸した=写真。
訓練後、同局企画部の宮川浩幸防災課長は「防災にかかわる行政機関の集積地にヘリポートが完成したことで、東北全体の防災力が向上する」と話した。
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