オフィス内の音が、サーモグラフィーのように可視化できるようになった。コクヨのコクヨエンジニアリング&テクノロジー社(東京都品川区)は、オフィスの雑音や音漏れを音量レベルに合わせて見える化するサービスを、2016年1月から提供する。
顧客に、壁の音漏れを色の分布で見せることで、音がどう漏れてきているのかを分かりやすく説明できる。壁の補強や間仕切りの材質の変更など、具体的な提案に結び付けることが狙い。同社が提供してきた、スピーカーから静雑音を流して音をかき消すサービスとともに提案する。
オフィスを横断面で測定すれば、騒音の大きな場所には机を置かず、通路にするといった提案もできる。人材・金融関係など、面談の音漏れが重大なプライバシー侵害につながる企業や、会議室の音漏れに困っている顧客などを対象に展開していく。
価格(税別)は縦4m、横3mの測定で20万円。同社は年間1000万円の売り上げを目指す。
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