日本測量協会の測量・地理空間情報女性の技術力向上委員会(杉森純子委員長)は、東京都江東区の日本科学未来館で開催されたG空間EXPO2015で、シンポジウム「輝け!女性技術者」を開いた。測量の関連分野で働く女性社員らが「いきいきと輝き働き続けよう」をテーマにパネルディスカッションを行った=写真。
パネリストは、国土交通省国土地理院企画部技術管理課のマービット京湖国際標準係長、菅原測量設計の菅原佳子社長、テイコク環境ソリューション本部環境防災解析室の小池百合子氏、日刊建設通信新聞社の田嶋千文氏の4人。
1つ目のテーマ「女性の継続就業のために必要なことはなにか」について、小池氏は「自分の状況に応じて働き方を変えていくこと、働き方を変える自分を許してあげることが大事ではないか」と、それぞれの環境に合わせた柔軟な働き方の必要性を述べた。マービット氏は「継続就業するために取捨選択をしている。出産や子育てのタイミングでは、自分の志望度でなく残業や長期出張のない部署を希望する」と、ライフイベントと仕事を両立させるための自身の考え方を説明した。
「ワークライフバランス」については、菅原氏が「経営者側が利益を求めるのであれば、職員が過ごしやすい環境をつくり、適材適所を見分ける責任がある」と経営者からの視点で意見を述べた。田嶋氏は「女性だから平等にという言葉が出ないくらい、女性が継続就業することが当たり前の社会や職場環境をつくるようにすべきだ」と強調した。
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