ライカジオシステムズは、高精度3次元レーザー測定器の「Leica 3D Disto(3Dディスト)」のウィンドウズ版ソフトウエアの改良版と専用パッケージを発売する。これまでは、測定結果を平面・立面で切り替えて表示していたが、ウィンドウズ版のソフトを改良したことで、CAD画面のようにパソコン(PC)上でリアルタイムに3次元計測結果が表示できるようになる。写真はディストの本体とタブレット。
3Dディストは、現場をレーザーで計測して、3次元データを測定したり、設計データに基づいた位置出しができる機器。これまでは計測結果の閲覧に、平面と立面の画面切り替えが必要で、顧客からは3D-CADのような表示を望む声が多かった。
ディストの画面 |
今回のソフト開発で、専用のコントローラーだけでなく、汎用のPCでもWLANで接続して3次元表示が可能になった。
製品は、建築分野では室内改修の際の現況図面化や図面データを使った位置出し、サイディングのプレカットなどに使われているほか、製造業でも製品の精度検査などに使われている。
3Dディストを使えば、現場の現況測量で行われる(1)コンベックスやメジャーで2人体制で測定(2)結果のメモ書き(3)CADデータ作成--という流れを、実測から1人でもできるようになる。
現在3Dディストを使用しているユーザーは、無償でソフトウエアのアップグレードが可能。新規の顧客については、コントローラーが付いていないパッケージを新たに発売する。
問い合わせは、同社・電話03-5940-3011。
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