2015/12/19

【関電工】技能五輪金メダルリスト・徳守さん、湯本さん 国際大会7連覇へ意欲


 12月に開かれた第53回技能五輪全国大会で、8年ぶりに金メダルをダブル受賞した関電工の2選手が、14日に会見した。大会が近づくと、早朝から夜遅くまで訓練するほか、休日も返上してまさに休む間もなく頑張ってきただけに、日本一という称号を手に入れた達成感と、責任を果たすことができた安堵感の両方を感じている。写真は左が湯本康一朗さん、右が徳守翔さん。

 情報ネットワーク施工職種の徳守翔さん(23)は、情報通信システム本部情報通信部に所属。今回が4回目の出場で、過去2回は銅メダルを獲得していた。情報ネットワークの金メダルは同社で1人だけのため、「8年間、金に手が届いていなかったので、もうそろそろ取ってほしいという会社の期待もあり、必ず2人目の金メダリストになる」決意で臨み、「これまでの経験を生かし、集大成としてすべてを掛けて戦った」大会で、最高の結果を出した。
 電工職種の湯本康一朗さん(21)は、東京営業本部東京総支社中央支社に所属して、2回目の出場となった。「1回目は賞にからめず、ミスをたくさんした大会だったので、その反省を踏まえて1年間訓練をやってきた」。電工は同社にとって4年ぶりの金で、「うれしいという気持ちと信じられないという気持ちが半々」と現在の心境を述べた。
 今後について徳守さんは、「来年も出場できれば金メダルを取り、国際大会で情報ネットワークは負けなしの6連覇中なので、7連覇を達成したい」。湯本さんは、国際大会の電工は年齢制限が23歳未満で、次回2017年に出場できず今回が最後となるため、「来年も連覇して、国際大会で金が取れるように、声が掛かれば指導員としてサポートしたい」と話す。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿