2015/12/22

【駅一体デザインコンペ】「津和野の顔」提案求む! 島根県・JR津和野駅再整備 受付2/15まで


 島根県津和野町は、JR津和野駅再整備に向けた同駅一体デザインコンペを開催する。提案書等の受付は2016年2月15日まで、事務局の商工観光課で受け付ける。公募に際しては、年齢、国籍、資格は問わず、国内外の旅行者受け入れのための再整備に向けたアイデアを広く募集する。最優秀賞1点、優秀賞1点、入選数点、特別賞数点を選定し、3月中旬にも発表する。

 応募条件は、個人または個人のグループ、法人等のグループ(代表者1人、その他は共同制作者)とし、18歳未満の者は保護者の氏名を明記するよう求めている。使用言語は日本語(タイトル・名称等の一部の外国語使用は可)。
 審査の結果、最優秀に選ばれた者には賞金20万円、優秀賞10万円、入選5万円、特別賞5万円が贈られる。
 全体的な整備目標は「津和野駅一体を津和野の顔、にぎわいと交流の場とする」とし、これをベースとした3つのテーマごとに具体的な提案を求める。テーマは景観(風景)として「観光客が津和野らしさを感じ、町民が誇れる景観づくり」、機能・空間として「交流と出会い、にぎわいが生まれる場づくり」、案内・回遊(周遊)として「津和野全体の周遊性を高める仕組みづくり」を挙げている。
 提案を求める範囲は、津和野駅舎1階の再整備・魅力化、駅舎外観(ファサード)の改修・魅力化、SLを生かした広場等再整備、駅前広場モニュメント・駅通りへのゲート、駅前広場南側のポケットパーク再整備、旧SL館跡地・現つわぶき安全センターの敷地再整備・魅力化、エリア全体の周遊性強化など。同町では、11年3月に歴史文化基本構想、13年4月に歴史的風致維持向上計画を策定し、旧城下町一帯を重点区域としてさまざまな事業を推進してきた。ことし4月には、“津和野今昔~百景図を歩く”が日本遺産に認定され、これを踏まえ、駅やその周辺を計画的に再整備することを目指している。
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