2015/12/05

【森ビル】考え込まれた構造やシステムに感嘆! 六本木ヒルズで初の外国人居住者向けツアー


 森ビルは11月29日、親子向け教育プログラム「ヒルズ街育(まちいく)プロジェクト」として、東京都港区の六本木ヒルズで初めて外国人居住者向けツアーを開いた。ツアーでは同社社員が、通常非公開の防災センターや震災備蓄倉庫、屋上庭園などを英語で案内し、安全、環境、文化を大切にする街づくりを説明した。

 同プロジェクトは、森ビルが街づくりの豊富なノウハウや街の魅力を子どもたちに伝えるとともに、次世代の都市を考える機会を提供するため、2007年から実施。これまで、延べ8000人以上が参加している。
 当日の午前の部は、森ビルレジデンス居住者が対象となり、7組22人が参加した。
 まずは、43階のアーバンラボで1000分の1サイズの都市模型を使い、東京とニューヨークの街並みの違いを学んだ。
 防災センターでは、地震直後建物被災度推測システム「e-Daps」のデモ画面で、東日本大震災で六本木ヒルズが最上階で左右合計で20cmしか揺れなかったことが紹介されたほか、専用キット「紙ぶるる」を使い、地震の種類によって建物の揺れに違いがあることや、「筋交い」の効果を体感した。
 その後、10万食分の食料を備えている備蓄倉庫、制震装置を備えた、けやき坂コンプレックスの屋上庭園、六本木ヒルズ内のアート作品を見学した。
 参加者からは「六本木ヒルズの建物の構造とシステムがこんなにも考え込まれていることに驚いた」「東京について学ぶことが大好きなので、同じようなツアーを虎ノ門でもやってほしい」「安全で文化に富んだ環境や、六本木ヒルズがあるから東京が好きだ」などの声が寄せられた。
 続いて午後の部は、一般公募による参加者を対象に行われた。
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