2015/06/26

【復興の橋コンペ】1次審査で5作品選定! 最優秀決める公開2次審査は7/19

宮城県南三陸町が、35歳以下の若手を対象に実施している「復興の橋」デザインコンペの1次審査結果が行われ、215作品(応募登録343件)の中から5作品が選ばれた。7月19日に同町ベイサイドアリーナの公開2次審査で最優秀賞を決める。最優秀提案のアイデアを生かして、2017年の完成を目指す。写真は隈研吾氏によるグランドデザインの模型。

 審査は、建築家の隈研吾東大教授(審査委員長)と新谷眞人早大名誉教授(オーク構造設計代表)、平野勝也東北大准教授、原田真宏芝浦工大准教授(マウントフジアーキテクツ代表)、佐藤仁町長の5人が担当。1次審査通過者には2次審査用製作費として各20万円を支給する。最優秀賞には総額150万円の賞金が贈られる。
 東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた同町中心部志津川地区にある八幡川河口部の左岸・なりわいエリアと右岸の復興記念公園などを結び、まち全体に回遊性を生む人道橋が対象となる。橋梁の構造形式は問わないが実現性とメンテナンス性、バリアフリーへの配慮を求めている。
 1次審査通過者は次のとおり(カッコ内は所属、敬称略)。
 ▽並木千香、大松俊紀(ともに桑沢デザイン研究所)、鈴木啓(ASA)▽森創太、蜷川結(nmstudio)▽田中亮平(G architects studio)、田村尚土(ディックス)、涌田純樹(涌田純樹事務所)▽茅岡彰人、箕浦浩樹、藁科誠、山口温弘、宮脇和紀、菅澤和真(いずれも大林組大阪本店)▽堀越一希(東京理科大大学院)。
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