2015/06/19

【老朽化対策】住民から橋梁点検サポーター 目視点検で危険を早期発見 福島県

福島県は、橋梁点検サポーター制度を創設した。5年に1度実施している定期点検の間に、周辺住民の力を借りて簡易的な点検を実施する。定期的に老朽橋梁の状況を把握し、目視点検で変状を早期発見することで、効果的な予防保全や事故防止につなげる。写真は腐食が進んだ能生大橋の一部。

 対象は、自治体の技術職員経験者(現職除く)で、技術士または技術士補(ともに建設部門)か1・2級土木施工管理技士の有資格者。活動期間は年間約6カ月で、1カ月(4日間)で25橋(年間最大150橋)を点検する。報償金は1カ月2万2400円。各建設事務所・土木事務所管内に1人ずつ配置する。
 サポーターは、橋梁の損傷や損傷につながる可能性がある異常と道路利用者・第三者に被害の恐れがある危険の有無などを確認する。
 異常や危険があれば県に報告し、県は道路維持管補修業務委託者に修繕の指示や依頼を行う。
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