2015/06/23

【型枠出前講座】都立総合工科高校生が鉄筋組み立てから型枠設置までを体験! 

東京都立総合工科高等学校(石崎規生校長)は22日、東京都職業能力開発協会と富士教育訓練センターの協力のもと、建築・都市工学科2年生計35人に型枠の実技指導を実施した。東京都職業能力開発協会の若年技能者人材育成支援事業を活用したもので、生徒は鉄筋の組み立てから型枠の設置までを一気通貫で体験した。

 授業では、前回の実技指導で生徒が施工した鉄筋に型枠を取り付けた。講師には協栄組(世田谷区、五十嵐均社長)から職長2人を含む3人、富士教育センターから1人の職人が参加して型枠について基礎から説明した=写真。
 授業後、生徒からは「現場に近い実習だったので、現場のイメージを持つことができた」「組立や構造から分かり面白かった。なかなかできない体験で、現実の仕事がどういうものかがよく分かった」といった感想が寄せられた。講師を派遣した五十嵐社長は、「建築はあまりアピールをしない業界で、仮囲いの中がどうなっているのかを伝えてこなかった。授業を通じて、型枠の面白さややりがいなど建築についてのさまざまなことを理解してもらいたい」と語った。
 同校はこれまでにも熟練大工を講師に招いた木造在来軸組工法の体験実習などを実施し、生徒の建設産業への理解を深めている。
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