2015/06/09

【JIA兵庫出前講座】山と池に、自分の場所は? 小6がT-CUBEで「村づくり」に挑戦!

日本建築家協会(JIA)近畿支部兵庫地域会(長尾健地域会長)は5日、神戸市北区の市立桜の宮小学校で、6年生42人を対象にした出前講座「すまいまちづくり育成塾」を開いた。同地域会の正会員12人を講師に、協力会員5人が補助メンバーとして参加し、段ボール製9cm3の立方体(T-CUBE)を用いたまちづくりの実習を行った。

 この講座は、建築に対する親しみを持ってもらうと同時に、他者と協力してコミュニティーを形成することの難しさを教えるために、2010年度から開催している同協会の看板事業の一つ。T-CUBEを1.8m3の個人空間に見立てて構築。6人1組で協力し、山や池がある90×43cmの敷地に個人や共同のT-CUBEを配置し、一つの村を形成する。
 長尾地域会長は「個人的な空間と他人の空間がどうつながるのか、山や池といった自然と自分の空間がどうかかわるのか、楽しみながら学んでほしい。1人でも建築に興味を持ってくれたらうれしい」と話した。
 事業立ち上げにかかわった八木康行前地域会長は「自分たちの世代は幼いころに秘密基地をつくり、自分なりの空間づくりを実践していた。いまの小学生にも自由に発想してほしい」と感想を述べた。
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