2015/11/11

【建築未来賞】最優秀に仙台工高と東北電子専門校 テーマは「こんな所に住んでみたい」


 宮城県建築士事務所協会(栗原憲昭会長)は6日、仙台市青葉区のアエルで第21回建築未来賞の表彰式を開いた。最優秀のみやぎ建築未来大賞は、高校生の部が後藤祐衣さんと佐竹紫乃さん(仙台工業高校)の『ミライ都市に残る人々のつながり』=写真、専門学校・大学の部は仙道力也さん、小原司さん、鈴木宗一郎さん、斗ヶ沢隼さん、中里隆男さん、越田龍之介さん、佐藤冬樹さん(東北電子専門学校)の『未来にチャレンジ~仙台市南町通りシェアハウスと周辺地域のリノベーション』がそれぞれ選ばれた。

 前身の学生卒業設計コンクールから数えて21回目となる今回は、共通テーマの「未来へ向かって-こんな所に住んでみたい」のもと、県内の工業高校5校から25作品、専門学校・大学の部には2校10作品の応募があった。

専門学校・大学の部の最優秀『未来にチャレンジ~仙台市南町通りシェアハウスと周辺地域のリノベーション』

 大賞以外の入賞作品は、次のとおり(敬称略)。
 〈東北整備局長賞〉杉山みのり(東北文化学園専門学校)=Permian~二畳から活性化する街。
 〈宮城県知事賞〉安藤里紗(古川工業高校)=調和と尊重~未来へつなぐ世界の文化。
 〈宮城県教育委員会教育長賞〉長畑希(宮城県工業高校)=記憶の家。
 〈仙台市長賞〉佐藤祐太、鴇田裕也、齋藤翼、丹野留実子、新関一輝、鈴木博晶(東北電子専門学校)=ぬくもり通り~荒町商店街店舗工房兼集合住宅。
 〈仙台市教育委員会教育長賞〉岩木蘭(東北文化学園専門学校)=天才の住む家。
 〈宮城県建築士事務所協会賛助会長賞〉=小野翔大、櫻井佑斗、宮澤美鈴、大友うらら(宮城県工業高校)=エコを目指すシェアハウス。
 〈杜の都賞〉和田岳、野内俊宏、宮原和希、安西夏帆、相澤啓太、北條光(東北電子専門学校)=優しい街に住みたい。~仙台駅前広場で集い語らう。
 〈審査員特別賞〉白田翔、宇佐見香澄、松田一希、曳地虹花璃(宮城県工業高校)=丘々の家々。
 〈特別賞〉佐藤駿、高野響(白石工業高校)=AQUA UTOPIA。
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