日立住友重機械建機クレーンが、最大吊り上げ能力200tの新型全油圧式クローラクレーン「SCX2000-3」=写真=の販売を始めた。ロアフレームの剛性を向上したほか、ブームフート幅を従来機比約40%増に拡大したことで、ブーム剛性を大幅に高めた。こうした高剛性化により「ブームの揺れやたわみが低減され、より高精度で安定した作業を実現する」。
クレーン性能を高める一方で、輸送ニーズの変化を踏まえた輸送組立性を重視したことも特徴だ。走行条件で有利な2.99m幅トレーラーでの輸送に対応するため、本体輸送幅を2.99m以下に縮小。本体輸送質量も上部旋回体を前後分割方式にしたことなどにより30t以下にした。回送時の待機時間が不要となるため、輸送コストの低減にもつながるという。価格(標準仕様、税別)はクレーン仕様が2億1300万円、タワー仕様が2億7700万円。年間で合計20台の販売を目指す。
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