埼玉県建設業協会青年経営者部会(真下敏明部会長)、関東地方整備局荒川上流河川事務所(加藤智博事務所長)は、i-Construction(アイ・コンストラクション)の1つの柱となるICT(情報通信技術)活用工事の現場見学会を開いた。現場は初雁興業が施工する「H27荒川西区宝来中築堤工事」。15日に開いた見学会には、埼玉県立熊谷工業高校土木科2年生約40人が参加し、現場で実際に活用している最新技術を体感した。ICT関連で協力するイマギイレらも参加した。写真の2列目右端・吉川祐介副部会長と隣の関根勇治社長
冒頭、同部会の吉川祐介副部会長(金杉建設専務)はICTの現状や災害対応など建設業の役割を説明し、「一緒にインフラをつくったり、守ったりする仲間になっていただければと思う」と力を込めた。発注者の加藤事務所長はi-Conの取り組みなどを挙げ「将来の技術者である皆さんに現場の進化を体験してもらい、将来、われわれとともに地域の安全・安心を支えるパートナーになっていただきたい」と呼び掛けた。
ICT建機を体験 |
見学会では生徒に、3Dレーザースキャナー測量やICT建機(マシンコントロールバックホウ)、GNSS(全地球測位航法衛星システム)締め固め管理などを体験してもらった。
初雁興業の関根勇治社長は今回の見学会を通して、ものづくりの魅力を若者に実感してもらう大切さを説き、将来の担い手に強い期待を寄せた。
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