2017/02/16

【働きかた】身近だった現場へひるまず一直線! ジョンソンコントロールズ・風間亜美さん


 昨年4月入社の1年目。半年の研修期間を経て、建設現場で計装工事の施工管理を担当する部署に配属された。技術系では男性も含め、メンテナンスや設計部門の方が人気が高いが、自らの希望どおり、念願だった現場勤務の道を歩み始めた。

 新卒の率先した現場志望は社内でも珍しいと評されるが、その動機は既に幼少期から芽生えていた。「祖父や父親が建築関係の仕事をしていて、小さなころからよく現場に連れて行ってもらいました。上棟式に参加したことなどを覚えています。建物が人の手で造られていくのがすごかった。昔から現場との距離が近かったんです」と、建設業はこれ以上ないほどの身近な存在として、いつもそこにあった。
 大学では建築を専攻し、担当教授の人柄に引かれて空調関係の研究室に所属した。「空調は人に触れるもので、一番身近に感じられる」という魅力もあった。教授の薦めに加え、「計装は空調を操る。より技術的なことが学べるのでは」との思いも重なり、ジョンソンコントロールズの門を叩いた。
 「空調のことは勉強してきましたが、自動制御となると、これまで学んでこなかった電気や通信分野の知識も求められます。その点は会社の研修制度が充実しているので、必要な知識は一から学べます。とても良い環境に置いてもらっています」と不安はない。
 初めての現場は東京・日本橋の大規模再開発ビルで、「こんなに大きな現場に始まりからいられるのは貴重。先輩からも『ここで頑張れば後は大丈夫』と言われています」と目を輝かせる。
 いまは「先輩に教えてもらいながら施工図を書いています。作図者の欄に自分の名前があるのがうれしい」と、すべてが新鮮でやりがいにつながっている。計装工事は2月末ごろから動き出す予定で、施工の本格化が待ち遠しくて仕方ない様子だ。
 当面の目標は「自分ひとりで最初から最後まで担当できるようになること」で資格取得にも意欲的。いずれは「これに関しては風間に聞けと言われるような得意分野を身に付けて、周りから頼られる存在になりたい」と上を向く。
 また、女性として「結婚や出産を機に仕事を辞めてしまうのはもったいない。会社には良い制度があるので、ずっと働き続けたいですね」と将来を展望する。
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