関東地方整備局は10日、357号東京港トンネル(その2)工事(東京都品川区)のシールドトンネル貫通後の現場を報道陣に公開した。到達立坑内部では、外径12mのシールドマシンが顔をのぞかせた=写真。
今回の工事は、最大で月進450mのペースでシールド工事を進めた。施工中の安全対策も徹底し、立坑に入るらせん階段は、踊り場と階段の幅を広くしてすれ違えるようにし、両手をふさいだ状態での階段の使用を禁止したという。
2週間後にはマシンの解体工事に着手する予定だ。施工を担う大林組・鹿島JVの半田剛所長は、「クレーンの高さは36m。解体した部品は20-30tの重さになるので、細心の注意を払って解体にあたる」と述べた。
357号東京港トンネルは品川区東八潮(臨海側副都心側)から八潮2丁目(大井川)を結ぶ首都高速湾岸線に平行する約1.9㎞の一般国道。今回の工事は、東行きトンネルを整備する。
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