観光庁は、『訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート』の結果を公表した。「旅行中困ったこと」(複数回答)に対する回答は、「施設などのスタッフとのコミュニケーション」が最も多く、以下「無料公衆無線LAN環境」「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」と続く。一方、「困ったことはなかった」との回答も30.1%あった。同庁は調査結果を分析し、課題を具体化することで観光先進国の実現に向けた受入環境の整備促進につなげる。
調査は2016年9-10月に訪日外国人利用者の多い成田国際空港、東京国際空港、関西国際空港を中心とした空港・港湾などで実施、5332件の回答を集計した。回答者の5割以上を訪日経験2回以上のリピーターが占めた。
無料公衆無線LAN環境については、前回の訪日時と比べて「かなり改善している」「多少改善している」の割合が全体の6割を占めた。「利用したかったが利用できなかった」場所としては鉄道車内が24.7%で最も高かった。
都市部(東京、名古屋、京都、大阪)で多言語表示について特に困った場所は、「飲食・小売店」の21.5%が最も多く、以下「鉄道駅・ターミナル」(14.3%)、「城郭、神社仏閣」(11.6%)と続く。
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