2017/02/11

【現場の逸品】鉄筋裏の活電線を見つけて切断事故予防! 鉄筋探査機用の電線管判別ユニット登場


 コンクリート内部探査用電磁波レーダーを使った非破壊検査機器メーカーのKEYTEC(神戸市)は、鉄筋探査機『ストラクチャスキャンSIR-EZ XT』用に、電線管判別ユニットをオプション製品として追加販売する。

 探査機の前部にユニットを取り付けることで、活電線からの信号を把握できる。画面上に水色の線で示された状態を見て、そのピーク値と一致する山形波形を活電線管と判断できる。これまで判別が難しかった鉄筋裏(直下)の活電線判別が容易になり、電線切断事故を未然に防げる。
 コンクリート内部探査深度は約400mm。探査機の車高は8mmとなり、荒い路面の測定も可能だという。探査機にはハンドル着脱機能もあり、地面、壁面、高所探査など条件に合わせて作業できる。
 問い合わせは同社関西オフィス・電話078-200-5217。
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