2017/02/28

【ダム協会講習会】ダムカード誕生秘話も披露! ダムを生かした地域振興の実例学ぶ


 日本ダム協会は24日、東京都千代田区の都市センターホテルで第64回水源地活性化講習会を開いた。自治体などの発注者、コンサル、ゼネコンなどから約70人が参加。ダムを生かした水源地域振興の実例などを学んだ。画像はダムカードの見本(水資源機構HPより)

 冒頭あいさつに立った同協会の川崎正彦専務理事は「水源地の活性化はダム事業の命運を握る重要課題。画一的な水源地活性化策ではなく、時代の要請や各地の特性・条件にあったきめ細かな施策が望まれている」と述べた。

水源地活性化講習会の様子

 講習会では、「ダム事業に関する最近の話題」を森久保司国土交通省水管理・国土保全局治水課企画専門官、「水源地域振興の現況と課題」を同省の岡良介水資源部水源地域振興室長が解説。次いで関東地整八ッ場ダム工事事務所の由井修二副所長が同ダム建設事業の現状について説明した。このほか奈良県川上村における「水源地の村づくり」を尾上忠太吉野川紀の川源流物語事務局長、サンルダムの建設が進む北海道下川町の谷一之町長が森林共生低炭素モデル社会についての取り組みを紹介した。最後に「ダムと広報」と題し、三橋さゆり国交省河川環境課河川環境評価分析官がダムカードの誕生秘話などを語った。
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