横浜市は、就職活動を控えた土木系女子大学生をターゲットに「女性職員交流会」を初開催した。土木職の女性職員の割合が建築など他の技術職に比べて少なく、現状約1割にとどまっていることから、市で働くことの魅力をPRし、採用数の増加をねらう。少子高齢化などに伴い人材獲得競争が厳しさを増す中、民間企業で担い手確保の動きが活発になっており、行政も同様の取り組みを進め、業界全体の魅力向上につなげる。
初交流会は市の大型事業で2020年の完成を目指す横浜環状北西線事業を題材に、2日間の日程で開催した。緑区北八朔町の発進立坑現場付近にある「ほくせいせんPRルーム」を会場に、計約20人が参加した。シールドマシンの組み立て現場を見学したほか、最前線の現場で活躍する市女性職員らと「これまで経験した仕事」「家庭と仕事の両立」「公務員の魅力」などをテーマにグループトークなどを実施した。参加者からは「女性として大変な部分は何か。女性が少数で困ることはないか」「男性と仕事内容の違いは」「休日、夜間の緊急対応はあるのか。体力的にきつい仕事はあるか」など積極的な質問が寄せられた。
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