鹿島は2日、福島県伊達市で施工している東北地方整備局発注の国道115号月舘高架橋上部工工事(南雲広幸作業所長)の現場見学会を開いた=写真。簗川中学校の2年生4人が同市建設部における職場体験学習の一環として訪れたもので、生徒たちは高速道路の現場に驚きの声を挙げた。
当日は、南雲所長から工事概要などの説明を受けた後、工事用エレベーターに乗り地上32mの橋脚橋面に移動した。移動式作業車を使った張り出架設工法やRC打設前の鉄筋の状態などを見学したほか、プレストレスト・コンクリートの仕組みなどを学んだ。
生徒たちは「現場で働く人は大変そうだ」「もっと高い橋脚にも上ってみたい」「ほかの現場も見たい」と初めての体験に感動し、建設業の仕事に関心を寄せた。同社では、次代を担う子どもたちに建設業を身近に感じてもらえるよう、今後も各現場で積極的に見学者を受け入れる方針だ。
月舘高架橋は、沿岸の相馬市と県庁所在地の福島市を結ぶ復興支援道路・相馬福島道路(約45㎞)を構成する霊山道路(約12㎞)の一部となる。相馬福島道路間で最長となる462m(PC6径間連続ラーメン箱桁橋)の高架橋。工期は2016年10月31日まで。工事場所は福島県伊達市月舘町御代田字扶桑畑72-1。
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