2015/09/22

【丸運建設】舗装前の新潟市・臼井橋工事現場でお絵かき! 豪雨災害伝える体験学習


 丸運建設(本社新潟市、小田等社長)は7日、新潟市から受注した一般国道460号臼井橋舗装工事の現場で、小合小学校の3、4年生23人を対象とした体験学習を開いた。今回は社会資本の役割を伝えるたほか、舗装面でのお絵かきを実施。小雨がぱらつくあいにくの天候ながらも、子どもならではの感性が黒一色のアスファルトに花を添えていた=写真。

 体験学習では冒頭、受発注者双方の担当者が事業、工事概要などを説明した。
 市土木部西部地域土木事務所の寺澤淳志建設課技師は、3代目の臼井橋が誕生するきっかけとなった2011年7月新潟・福島豪雨に触れた上で、「新橋が完成することで、平時だけでなく、有事の機能も従前以上に強化される」と説明した。
 続いて、同工事の現場代理人を務める源氏春央氏らが工事の目的や進捗状況などを解説。橋梁上に並べた舗装機械を紹介したほか、舗装作業のデモンストレーションも行った。
 お絵かきになると、児童は色とりどりのチョークを片手に真剣な面持ちでそれぞれの思いを描いていった。
 体験学習を企画した源氏氏は仕上げ舗装で作品は隠れてしまうが、「お絵かきを通じ、この道路を通るたびに当時のことを思い出してもらえれば」と話している。
 寺澤技師は地域貢献、公共事業の魅力発信の重要性を強調し、「今後も受発注者で協力して同様の取り組みを進めていきたい」と述べた。
 同工事の進捗は45%。橋面の舗装はおおむね完了しており、交差点の改良工事へ移行している。10月12日の開通を予定している。
 工事場所は秋葉区子成場~南区臼井。
 8日には臼井小学校を対象とした体験学習を実施する。
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