2016/03/19

【ライカジオS】写真と実測が1度で完了! スマホ連携のレーザー距離計「Leica DISTO D2」


 ライカジオシステムズは5月中旬から、スマートフォンやタブレットと連携できるレーザー距離計を発売する。スマートフォンで撮影した現場内の写真に、手書きで計測場所を描き、その部分をレーザー計測すると測定値が転送されて、写真に直接メモ書きされる仕組み。同社では、「アプリを使って働き方を変えてほしい」と話している。

 発売するのは、「Leica DISTO(ディスト) D2」という機種で、無線通信のBluetooth(ブルートゥース)機能を搭載した。スマートフォンやタブレットに、同社の無料アプリ「DISTO sketch」をインストールすると、ディストの計測数値を無線で取得できるようになる。
 現場では、計測したい場所をアプリ内で撮影し、写真の計測部分に手書きで線を引き、実測すると計測値が画面に表示される。計測値をドラッグして線に重ねるだけで、実測メモが完成する。メモは、PDFとCSV形式でメール送信できる。
 またグリッド図を作成することもできるため、床面や壁面の実測図を作成することも可能だ。
 「いままで別々の作業だった写真撮影と測定が一度にできる」と同社は話す。想定市場価格は2万4000円程度。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【高砂熱学工業】きめ細かな氷で生鮮食品守る! 海水シャーベットアイス製造装置「SIS-HF」  高砂熱学工業は粒径0.05mmという、きめ細かく滑らかな氷を作り出す海水シャーベットアイス製造装置「SIS-HF」を開発した。氷蓄熱空調システムのコア技術である空調用シャーベットアイス製造装置を応用し、約2年の開発期間を経て今春完成させた。水産加工流通事業者などへの販売を視野に、東京都江東区の東京ビッグサイトで17日開幕する「第18回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」に初出展する。  SIS-HFは、省エネ性能の高い国内ト… Read More
  • 【日立建機・テラドローン】北海道・砂子組の石炭採掘場でUAV測量! 60haで短工期・低コスト実現  日立建機は、テラドローン(本社・東京都渋谷区)と連携してUAV(無人航空機)測量サービスの提供を始めた。両社は北海道三笠市の石炭採掘場でUAVによる地形測量を実施。高低差が大きく、約60haと広大な敷地で、短工期・低コストで測量が可能なことを実証した=写真。  測量した現場は、砂子組(本社・北海道空知群)が石炭の採掘権を保有する北海道三笠市の砂子炭鉱三笠露天坑で、グループ会社の拓友工業(本社・北海道空知群)が採掘作業をしている約60ha… Read More
  • 【コムシスグループ】ため池活用した「浮かぶ」太陽光発電所 水質改善効果も  農業用水を確保するため、人工的に築造された「ため池」。全国に約20万カ所、2ha以上の大規模なものだけでも約6万3000カ所が存在し、多くは西日本エリアに分布している。それらは受益者の水利組合や自治会などが所有しているが、中山間地域は高齢化も著しく、管理体制のぜい弱化が懸念されている。“遊んでいる水面”を有効活用してもらおうと、コムシスグループはことし1月、兵庫県加東市にある農業用ため池を賃借し、グループ初の水上フロート式太陽光発電所を… Read More
  • 【技術裏表】リオ五輪28の競技会場と周辺を彩る無機顔料 ランクセス(独)  夏季リオ五輪では「選手と観客がわが社の無機顔料の上を歩いている」と強調するのはドイツ特殊化学品メーカーのランクセスで無機顔料ビジネスユニット責任者のヨーク・ヘルヴィッグ氏だ。28の競技会場やその周辺は同社が提供する黒色と赤色の顔料で着色されている。  地元で「オリンピック・ウェイ」と呼ばれ、15競技会場を結ぶ大通りは黒色と淡灰色色のコンクリート敷石が目を引く。ここで使われた黒色酸化鉄顔料は2種類で40t以上が使われ、競技会場周辺地区や広… Read More
  • 【現場最前線】最新鋭マシン産み出す“工場革新” キャタピラージャパン明石事業所  最新鋭の油圧ショベルは、最先端の環境から生まれる--。キャタピラージャパンの油圧ショベルの油圧制御の心臓部といえる主要コンポーネントから、骨格となる板金構造物までを一貫生産している明石事業所(兵庫県明石市)。甲子園球場の約5倍に相当する約24万㎡の敷地内には開発本部と部品、板金、組立工場が密接に集結しており、試作前からのVR(バーチャル・リアリティー)導入や溶接ロボット、自動搬送システムなど最先端の生産・品質管理設備を導入する“工場革新… Read More

0 コメント :

コメントを投稿