ライカジオシステムズは5月中旬から、スマートフォンやタブレットと連携できるレーザー距離計を発売する。スマートフォンで撮影した現場内の写真に、手書きで計測場所を描き、その部分をレーザー計測すると測定値が転送されて、写真に直接メモ書きされる仕組み。同社では、「アプリを使って働き方を変えてほしい」と話している。
発売するのは、「Leica DISTO(ディスト) D2」という機種で、無線通信のBluetooth(ブルートゥース)機能を搭載した。スマートフォンやタブレットに、同社の無料アプリ「DISTO sketch」をインストールすると、ディストの計測数値を無線で取得できるようになる。
現場では、計測したい場所をアプリ内で撮影し、写真の計測部分に手書きで線を引き、実測すると計測値が画面に表示される。計測値をドラッグして線に重ねるだけで、実測メモが完成する。メモは、PDFとCSV形式でメール送信できる。
またグリッド図を作成することもできるため、床面や壁面の実測図を作成することも可能だ。
「いままで別々の作業だった写真撮影と測定が一度にできる」と同社は話す。想定市場価格は2万4000円程度。
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