国内最大規模の卒業設計コンクール「せんだいデザインリーグ2016卒業設計日本一決定戦」が6日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開かれ、日本一の卒業設計に小黒日香理さん(日本女子大)の『初音こども園』が選ばれた。日本二は元村文春さん(九州産業大)の『金魚の水荘-街を彩る金魚屋さん』、日本三は倉員香織さん(九州大)の『壁の在る小景』だった。
全国で建築を学んだ学生の卒業設計作品を一堂に集め、公開審査で日本一を決める。14回目を迎える今回は「境界を解く」をテーマに545作品の応募登録があり、385作品が出展。審査は建築家の西沢立衛氏(SANAA、西沢立衛建築設計事務所、横浜国大大学院教授)や手塚貴晴氏(手塚建築研究所、東京都市大教授)、田根剛氏(ドレル・ゴットメ・タネ・アーキテクツ)らが担当。5日に全出展作品から投票で100作品に絞り込み、議論を経て、6日にファイナル進出10作品を選定。制作者によるプレゼンテーションと審査員との議論を踏まえ、上位2作品に絞り込み、最終的には投票で日本一を決めた。
特別賞とファイナリスト10選は次のとおり(敬称略)。
〈特別賞〉
國清尚之(九州大)=microRe:construction
平木かおる(東京都市大)=まなざしの在る場所-写真の心から読み解く視空間。
〈ファイナリスト〉
持井英俊(大阪工業大)=百年地図。2つのうつわから始まるとものうらの未来
高野哲也(名城大)=そして、自閉症のままおじいさんになればいい-自閉症者と一般の人々が共生する設計手法の提案。
須藤嘉顕(千葉大)=虚の家▽岡部絢子(東京都市大)=子育ての芽
田中太樹(芝浦工大)=劇テキ・サカ場-北区赤羽1番街を核としたコミュニティ空間の提案。
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