神鋼ノースが製造するアルミ製のハニカムパネルが毎年1割ずつ受注を伸ばしている。2015年度の受注量は2万㎡に達する見通し。アルミ製であるため腐食しづらくメンテナンス代が安価のほか、ハニカム構造で強度も高まり、加工しやすくデザイン性が高いといった“用・強・美”での利点も、普及を後押ししている。
26日に開業する北海道新幹線新函館北斗駅の駅前広場でも、アルミハニカムパネルの片持ち屋根を歩行者が往来する歩道沿いに採用、設置した=写真。屋根に雪留めを付け、雪を載せたままにしておける無落雪方式や、樋(とい)に融雪用の電熱線を通した融雪装置が設置できることも評価され、採用につながった。
同社の往岸智彦ハニカム営業部長は「16年度も売上金額10%増を目指している。コストはスチールに比べるとやや高めだが、長期にわたるメンテナンス費用や美観性を含めれば競争力は十分だ」と自信をのぞかせる。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿