ことし1月の出産から3月末までの72日間、有給休暇と育児休業制度を活用して育児休業を取得した。「第1子で、妻の両親の住まいも遠く、保育園の入園時期も見えなかった」という経緯で、妊娠時から上司に相談し、年間の仕事の流れも考えながら、取得の道を探った。
出産後は「妻が1カ月ほど動くこともままならなかったので、家事も育児もすべて自分でした」という状態で、「妻には夜に子どもが泣いても起きなくて良いからと言って、自分でミルクをあげていた」と話す。仮に自らが育休を取得していなければ「妻も動けず、犬もいるので、両親の助けがない中で育てることは難しかっただろう」と語る。
7月から始まった有給育休制度は活用できなかったが、出産後の生活リズムを整える難しさを感じていたため、「最大で9日間の休みを取れれば、出産から妻が自宅に戻るまでの間と、その後、数日間の生活のリズム・流れをつくる期間ができるのでは」と新制度の有効性を語る。
職場に復帰したものの、子どもの成長にあわせて生活のリズムも変化し、動き回るようになり、これまでと違う大変さを感じている。それも「(育休期間中に)自分の役割分担が決まった」からこそ感じること。決まった役割をこなすため、「いまは、残業ゼロを目指している」。子育てのため、自らの仕事の仕方も見直すようになった。
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