日本建築学会の「建築文化週間2016」が、10月1日から始まる特別企画「パラレル・プロジェクションズ-30年前に生まれた130人のプロジェクトから考える30年後の都市と、建築」を皮切りに、11月にかけて全国規模で展開される。
同学会創立130周年記念事業となる特別企画では、統一テーマ「建築としての声を一つに」のもと、所属分野や組織の垣根を越えた1980年代生まれの建築関係者約140組が公募によりエントリー。10月1日午後1時から全体セッションなどがあり、同8日から10日までの3日間で計13のパラレルセッションを展開。30年後の未来に向けた建築の姿を構想(プロジェクション)し、どのような協働によってそれが実現されるかを重視しつつアジェンダ(行動計画)をつくる。会場は東京都港区の建築会館ホール。
特設ウェブサイト「パラレル・プロジェクションズ・プラットフォーム」では、参加者のリストや掲げるキーワード、参加型ウェブマガジン“A-30”、会期中のセッション内容などを掲載。参加者のコミュニケーションツールであると同時に広く一般に議論を開くためのプラットフォームとなり、会期後のアーカイブ機能も担う。
このほかの主な本部企画は次のとおり(敬称略)。
▽建築夜楽校2016:シンポジウム「『切断』の哲学と、これからの建築」=10月7日午後6時-8時30分(会場・建築会館ホール)、講演者・千葉雅也(哲学者、立命館大准教授)、平田晃久(建築家、京大准教授)、門脇耕三(建築家、明大専任講師)。
▽カルチベートトーク「インテリアデザイナーの世界」=同18日午後6時30分-8時(会場・港区の建築博物館ギャラリー)、講演者・佐藤一郎(インテリアデザイナー、エイジ)、塩見一郎(インテリアデザイナー、スピン・オフ、工学院大教授)
▽同「行政と建築」=同31日午後6時30分-8時(同)、講演者・高見真二(新潟県長岡市副市長)
▽学生ワークショップ2016「今を生きるカセツのカタチ-災害時の避難場所における可能性」=同22、23日(建築会館ホール)
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