コマツは、開発を進めている無人専用運搬車両「Innovative Autonomous Haulage Vehicle」を、26-28日にかけて米国ラスベガスで開催中の鉱山機械見本市に実機展示している=写真。運転室をなくし、空車でも積車でも4輪等荷重配分とし、4輪駆動、4輪リターダ、4輪操舵を採用することで前後方向を選ばないシャトル走行が可能。積込場などでの切り返し動作が一切不要となる。特に多雨、多雪などの滑りやすい現場にも導入でき、大幅な生産性向上が見込まれる。
同社は2008年に世界で初めて無人ダンプトラック運行システムを実用化し、既にチリやオーストラリアなどの大規模鉱山で、累計10億t以上の運搬実績がある。7月には、米国での鉱山機械事業の拡充に向けて、鉱山機械のジョイ・グローバル社(本社・米国ウィスコンシン州、エドワード・L・ドヒニー社長)を完全子会社化することを決定しており、17年半ばには買収を終える予定だ。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿