国土交通省と中日本、東日本の両高速道路会社は26日、国内最大のシールドトンネル工事となる東京外かく環状道路(関越~東名)のうち、東京都世田谷区で建設中の本線トンネル(北行)東名北工事のシールド機の組み立てを報道機関に公開した=写真。外径16.1mで国内最大のシールド機は、都内で初となる大深度地下を約9.1㎞を掘り進む。1機当たりの掘進距離は、中央環状品川線(約)を抜いて国内最長となる。
シールド機は、泥土圧式シールドで外径16.1m、機長約15.1m、重量約3700t。世田谷区の(仮称)東名ジャンクション(JCT)立坑から北へ向かって掘り進む。同日は「国内で数台しかない」(国交省)という800t吊りのクレーン車を使ってシールド機のカッターヘッドを地下約70mの立坑下に投入した。
本線トンネル(北行)東名北工事は、中日本高速道路東京支社が発注し、大林組・西松建設・戸田建設・佐藤工業・錢高組JVが施工している。工期は2019年6月まで。シールド機の製作は、三菱重工メカトロシステムズが担当している。
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