国や群馬県、県内35市町村、東日本高速道路会社などで構成する群馬県メンテナンス協議会(会長・桑原正明関東地方整備局高崎河川国道事務所長)は20日、初となる大学生を対象とした橋梁点検学習会を高崎市内で開いた。前橋工科大工学部社会環境工学科の3年生を中心とする生徒22人(男性13人、女性9人)と土倉泰教授が体験した。
協議会は冒頭、ネクスコ東日本エンジニアリングのテクニカル・トレーニングセンターで橋梁点検と損傷について講義した。
その後、参加者らはセンターにある訓練用のETC設備や道路構造物、配電設備を使いながら点検のポイントを学習した。
続いて高崎河川国道事務所が管理する国道17号上佐野高架橋に移動。供用中の鋼部材の亀裂個所を使った磁粉探傷試験、コンクリートが少し浮き上がっている橋脚でのハンマーによるたたき点検、コンクリート橋脚での各種機械による点検を体験した。
参加動機について土倉教授は「点検はこれから大事になる。実務でどのようなことが行われているのか学生に体験してもらいたかった」と語った。
協議会は8月に親子向けの橋梁点検学習会を開催済み。学生向けは2017年度以降も開きたい考えだ。
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