2016/09/29

【三井不動産】日本橋「福徳の森」の地上部完成! 日本の風景再現する1000㎡超の広場


 三井不動産が、東京・日本橋で整備を進めてきた「福徳の森」の地上部が完成し、28日に森開きした。2014年に再興した「福徳神社」と連続した1000㎡超の広場空間で、新たな地域コミュニティーの創造拠点やイベントスペースとして機能させる計画。「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をテーマに官民・地域が連携して取り組む「日本橋再生計画」のシンボル的な事業となる。写真左から菰田正信社長、女優の蒼井優さん、岩沙弘道会長

 福徳の森(日本橋室町2-5-10)は、同社が武田薬品工業などと進めている(仮称)日本橋本町二丁目特定街区開発計画の一環として整備してきた。敷地面積1234㎡で、設計は日本設計、施工は清水建設、造園計画は榊原八朗氏、照明計画は内原智史氏が担当した。地下の商業空間も含めた全体竣工は17年度中の予定だ。
 同日の開設セレモニーでは、三井不動産の菰田正信社長が「さまざまな人が集い、交流し、地域コミュニティーを新たに創出し、情報発信をしていく拠点になることを目指す」とあいさつした。
 地上部の森は、日本の代表的な雑木林を再現したエリアと、日本の名所景観を再現したエリアで構成。日本の山野草50種以上を植樹し、日本の自然の雰囲気と四季のにぎわいを演出する。敷地内には歴史と文化の情報発信なども担う「芽吹茶屋」がオープンし、「くすりのまち」日本橋を象徴する「薬祖神社」が移転した。
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