2016/09/22

【リサイクル会議】大学生16人がトンネル工事現場を見学 建設副産物の再利用でワークショップ


 建設副産物リサイクル広報推進会議(会長・北橋建治先端建設技術センター理事長)と関東地方建設副産物再利用方策等連絡協議会(委員長・大西亘国土交通省関東地方整備局長)は13日、「大学生建設リサイクルワークショップ」を開いた=写真。初の開催となる同ワークショップには6大学から16人が参加し、トンネル工事の現場や建設副産物の再利用に関する施設などを見学した。

 学生らはシールドトンネル工事が進められている国道357号東京港トンネル工事の現場を始め、成友興業城南島事業所のプラント施設、東京都建設発生土再利用センターのストックヤードや土質改良プラントなどを見学。その後3グループに分かれ、見学で得た感想や考えについて討論した。
 ワークショップではそれぞれ▽建設発生土の利用先(事業)のアイデア▽建設汚泥の再利用先・再生製品のアイデア▽民間建築工事で再生骨材コンクリートなど再生資材の利用拡大を図るためのアイデア--のテーマを設定。建設発生土の海外での活用や建設汚泥のイメージ改善、再生骨材の認知度上昇など、さまざまな意見が飛び出した。
 議論した結果は、10月5日に開催する「2016建設リサイクル技術発表会」で各グループ代表者がプレゼンテーションする。
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