2016/09/21

【日建連中国】徳山高専生がシールド工法学ぶ 府中地区揚水管新設工事現場見学会


 日本建設業連合会中国支部(木村普支部長)は16日、広島県府中町で工事が進む広島市水道局発注の府中地区揚水管その他新設工事(2次)の現場(施工=錢高組・錦建設JV)に徳山高専土木建築科2年生の生徒36人を招待し現場見学会を開いた。

 現場事務所での概要説明では、同支部の岡田和夫事務局長が見学会の趣旨を説明した上で「皆さんが建設業界に就職してくれることを希望している」とあいさつした。続いて現場の内田淳美所長が「業界の将来を担うたくさんの人たちに参加いただき頼もしく思う。女性の参加者も多く、今の建設業は女性が活躍できる場がたくさんある」と期待を示した後、工事全体の概要を説明し「トンネル坑内を見ていただき、シールド工法について勉強してもらいたい」と述べた。高柳恵二現場代理人兼監理技術者から工事の詳細、シールド工法について説明を受けた後、現場に移動し発進立坑からトンネル内に入り、シールド工法による鞘管敷設工事を見学するなど、貴重な体験をした。

徳山高専土木建築科2年生の36人が参加

 工事概要は、1次覆工(泥土圧式シールド工法)・セグメント外径2150mm、長さ1401m、2次覆工・管布設工・鋳鉄管口径500-600mm、長さ1666m。昨年11月中旬にシールド工事の掘削を開始し、ことしの8月23日に無事到達立坑まで掘削した。現在、シールドマシンを解体し、水道管を入れるための準備工事を実施している。工期は2017年9月17日まで。
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