中部地方整備局は6日、名古屋市東区のウィルあいちで台風10号で被災した東北地方を支援するために派遣したTEC-FORCE(テックフォース=緊急災害対策派遣隊)の活動報告会を開いた=写真。道路、河川、砂防など各調査班が岩手県釜石市、岩泉町、久慈市、宮古市で実施した活動の概要を報告した。
中部整備局は8月31日から9月16日にかけ66人(延べ355人・日)の隊員が現地で支援活動に従事した。また、同局として初めて2人の女性隊員(総括班)を派遣した。
活動発表で各班は、孤立集落へのアクセス道路を確保するため迅速に被災状況を調査したことや、ドローンを活用し情報を収集したことなどを紹介した。隊員からは「本部との連絡にはパソコンより位置情報を取得しやすいスマートフォンが有利」「ドローンによる調査は有効の手段だが、雨天では使用できない」といった指摘があった。
このほか、「東北整備局内の対策本部は十分な作業スペースが確保されていた。中部にも必要ではないか」との声もあった。
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