千葉県と県内の建設関係団体が参画する千葉県魅力ある建設事業推進協議会(CCIちば)は26日、千葉市立海浜打瀬小学校で建設業に関する出張授業を開いた=写真。NPO企業教育研究会の講師とともに、船越組(八千代市)の船越博文社長をゲストに招き、江戸時代からいまも続く印旛沼の治水事業を中心に建設産業の役割などを学んだ。
このプログラムは、地域を支える建設企業の代表者らをゲストに迎え、学校の授業の中で建設業の役割や仕事を具体的に学ぶキャリア・防災教育として開発した。15年度に14校1203人を対象に実施。16年度は県内の小・中学校13校約1150人を対象に行う。
25日の柏市立風早南部小学校に続き、16年度2回目となった海浜打瀬小学校では4年生の児童117人が参加した。印旛開削の祖・沼染谷源右衛門氏の功績とともに、新川と花見川を接続する治水事業の歴史を振り返った。
その上で、現在の新川護岸工事を事例に建設産業の仕事内容や工事で使う鋼矢板、かごマットなどの資材を映像や実物を交えながら紹介した。
船越氏もこれまでの経験などを交えながら、建設産業の使命と役割を分かりやすく解説した。終了後に船越氏を囲んで質問攻めにするなど、子どもたちの活発さと関心の高さがうかがえる出張授業になった。
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