2016/10/21

【滋賀県】「びわコプター」災害調査にテイクオフ! 全国初の組織的ドローン活用


 滋賀県は14日、災害調査などに用いるドローン「びわコプター」の離陸式を大津市の国道422号大石東バイパス工事現場で開いた=写真。ドローンの操作者育成やルール整備を行い、組織的に活用するのは都道府県で初の取り組みとなる。

 離陸式ではパイロットを代表して湖東土木事務所の村田葵さんが安全宣誓した後、認定パイロットが機体を点検し、5機がデモ飛行した。
 びわコプターは「DJI INSPIREI」の2送信機タイプ。飛行範囲は高さ、距離とも約100mで、県独自のライセンス試験に合格した職員63人が3人1組で操作する。インフラの災害調査や広報、事業予定地の調査に活用されるほか、幹線の堆砂や湖岸の浜がけなどインフラ点検にも使用する。県庁監理課、南部、東近江、長浜、高島の各土木事務所に配備される。
 県は国土交通省が掲げるi-Construction(アイ・コンストラクション)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の一環として、2015年度にドローン1機を導入。配備拡充や操作者育成、ルール整備に取り組み、8月から組織的活用を開始した。
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