2016/10/28

【熊本地震】くまモンが復興支える建設業を紹介! 『つくる部』が動画配信


 熊本県は、熊本地震の復旧、復興で重要な役割を担った建設産業の魅力を伝える動画『つくる部 熊本地震復旧・復興へ』を作成した。6分47秒で、復旧に取り組む建設企業の役割や思いなどを紹介する。動画共有サービス「You Tube(ユーチューブ)」で配信しているほか、市内で開催されるイベントなどで放映する。

 県は、建設産業やそれを支える人たちで構成する「つくる部」を結成し、建設産業のイメージアップに取り組んでいる。動画では、「警察より早く自衛隊よりも先に、地震後、ライフラインの復旧のために、そして被災した人たちを救うために真っ先に動いたのはつくる部の部員たちだった」と、復興を支える建設産業の役割を説明する。
 また、くまモンのインタビューに答える形で、県立総合体育館の復旧に携わる黒木勇成さんは、「いつ揺れるか分からない状況の中ですぐ復旧工事をするのは怖かったが、先輩に、こういう時だからこそ建設業に携わる俺たちがやらずに誰がやるんだと言われ使命感を持った」、俵山トンネルの復旧に携わる堂下亮さんは、「ライフラインを一刻も早く復旧したい。人の生活に特にかかわる仕事だ。人のためになるという思いが原動力になる」と思いを語り、2人は「復旧を支える力だ、つくる部」と拳をにぎる。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【応用地質】被災時の情報収集から報告まで自動化! 民間自治体のBCP支援サービス  応用地質は、発災時の緊急対応業務を支援する新サービス『ServiBers(サバイバーズ)』の販売を全国で開始した。被災現場と災害対策本部をICT(情報通信技術)でつなぐことで、被害状況の情報収集-集計-報告までを自動化し、初動・復旧・復興などの各フェーズと対応すべき行動を支援する。「民間、自治体のBCP(事業継続計画)をサポートする。全体図を把握して、すべきことを最短距離で会社や自治体に指示するシステム」(同社)としている。発災時の緊急… Read More
  • 【首都高速道路会社】首都高を災害時の緊急ルートに! 初動対応のに軽量化資材開発  首都高速道路会社が道路啓開の技術開発に力を入れている。同社保全・交通部点検・補修推進室の木伏基補修推進課課長代理は「首都高速道路を災害時の緊急車両ルートにするため、防災対策用緊急資材を民間企業とともに開発してきた」と強調する。土のう、スロープ、渡し板という一見どこにでもありそうな緊急資材だが、これまでの経験を生かし、迅速な初動対応がしやすいような工夫が随所に見られる。写真は11月のハイウエイテクノフェアで展示された一連の資材  東日本大… Read More
  • 【中部地整】女性TEC-FORCE隊員と女性自衛官らが意見交換 災害現場での課題と体験話し合う  中部地方整備局は15日、名古屋市中区の名古屋合同庁舎第2号館で「ウーマン・レスキュー意見交換会」を初開催した=写真。被災地支援や人命救助に従事した陸上自衛隊、日本DMAT(災害派遣医療チーム)など各機関の女性職員を招き、同局の女性TEC-FORCE(テックフォース=緊急災害対策派遣隊)隊員が災害現場で活動する上での課題などを話し合った。  同局は9月の台風10号で被災した東北地方を支援するため、東北地方整備局の災害対策本部に総括班として… Read More
  • 【熊本地震】俵山トンネルルートが開通! 8カ月の早期復旧果たす  熊本地震で甚大な被害を受け通行不能となっていた俵山トンネルルート(県道熊本高森線)の開通式が24日、熊本県南阿蘇村で開かれた=写真。熊本県と南阿蘇村からの要請を受け、国土交通省が権限代行により工事を進めた。地元や関係者らは早期復旧に喜び、開通を祝った。  式辞を述べた田中良生国土交通副大臣は「熊本都市圏と阿蘇地域を結ぶ東西方向の通行の確保により、物流の円滑化や観光振興に寄与することが期待される。引き続き、国の技術力を結集し、国道57号や… Read More
  • 【熊本地震】支援輸送の拠点・熊本空港の震災対応と復旧工事 17年1月の工事完了目指す  4月14日と16日に最大震度7の地震が襲った熊本県。8000棟を超える住宅が全壊、311の公共施設にも被害が及んだ。新幹線と高速道路がすぐに使用できない状況で、復旧支援に大きく貢献したのは益城町にある熊本空港だった。支援輸送の拠点となり、19日には民間航空機の旅客便運行も再開した。現在は、ターミナル閉館後だけでなく昼間の時間帯にも工事を進め、2017年1月の復旧工事完了を目指す。写真は国内線ターミナルビルと管制塔  空港施設を運営する… Read More

0 コメント :

コメントを投稿