深松組(仙台市、深松努社長)の主催による全員参加型ミュージカル「なりきりプログラム3びきのこぶたin岩沼さくら幼稚園」が13日、宮城県岩沼市の同市民会館で開かれた。
同社が主催者となって宝塚歌劇団のOGを中心とした実施団体changeと同ミュージカルを開催するのは今回が初。岩沼さくら幼稚園の園児ら約190人が参加した。
冒頭、あいさつに立った深松社長は、閖上海岸、五間掘川両堤防工事の所長を紹介し、建設業の大切さを説明した上で「このミュージカルを通して地震や津波、火災が起きたらどうすれば良いのかを学んでほしい」と園児らに優しく訴えかけた。
テーマは「防災」。園児たちに親しみのある「3びきのこぶた」をモチーフに地震、津波、火災が発生する内容をミュージカルに盛り込んだ。
changeの進行役2人と園児たちが一体となり「地面が揺れたら頭を守って低くなる」「津波が来たら高いところに逃げる」「火災が起きたら、口に布を当て、低くなって煙を吸わないようにする」といった動作を歌とダンスで表現することで、災害への対処方法を楽しく学び知る場となった。
ミュージカルの終了後には園児から「津波が来たら高い山に逃げることを勉強した」との感想のほか、主催関係者にお礼の言葉が伝えられた。
深松社長は「東日本大震災の記憶が風化する中、いつ発生するか分からない大災害に対処するには継続的な教育しかない。小さい子どものうちから学ぶ機会を与えることで助かる命が必ずあるはずだ」と防災をテーマにした参加型ミュージカルへの思いを話した。
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