関西鉄筋工業協同組合(岩田正吾理事長)と近畿建設躯体工業協同組合(山本正憲理事長)、大阪府左官工業組合(邑智保則理事長)、関西圧接業協同組合(濱野功理事長)は18、20の両日、大阪府東大阪市の府立東大阪高等職業技術専門校で合同出前講座を開いた。大阪府立西野田工科高校、府立布施工科高校、修成建設専門学校の生徒計350人余が参加し、専門工事の5職種(とび、鉄筋、型枠、左官、圧接)の仕事を体験した。
来賓として国土交通省や近畿地方整備局、大阪労働局、建設業振興基金、大阪府、奈良県建設業協会やゼネコンの担当者らが駆けつけ、講座の様子を見守った。
冒頭のあいさつでは各団体の代表者が「ものづくりの重要性を理解してもらいたい」「ぜひ専門工事業を就職先という目線で見てもらいたい」「仕事の難しさを体感し、今後の経験にしてもらいたい」「楽しんでもらいたい」などとあいさつした。
とびと鉄筋については、高校生でも取得可能な3級技能士資格の検定モデルを設置し、生徒は5班に分かれてローテーションで各職種の作業を体験。熟練した講師の丁寧な手ほどきを受けながら、左官の壁塗りや鉄筋の結束、型枠組み立てなどの作業を楽しんでいた。
出前講座はそれぞれの組合が学校に出向いて実施してきたが、昨年から複数の専門工事業団体が連携し、学校側に来てもらう形としている。今回から大阪府左官工業組合が加わって5職種を一度に体験できるようになり、専門工事業をより体系的に理解しやすい内容となっている。
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