神奈川県鎌倉市の建長寺に、虫を供養するための「虫塚」が完成した。解剖学者の養老孟司氏が中心となって昆虫標本などの慰霊を目的に建立したもので、設計を担当した建築家の隈研吾氏は「今までのモニュメントは大きくて軽いものが多かったが、その反対に小さくて軽くさりげなく周りの景観に溶け込むものを目指した」と語る。
虫塚はゾウムシの彫像を中心にステンレス製の金網でできた虫かごを40個組み合わせ螺旋状に配置した。表面には土を吹き付けることで、直径8mの巨大さでありながら、周囲の景観になじむデザインを実現している。慰霊碑の設計は初めてという隈氏だが、「単なるモニュメントではなく、虫への慰霊の思いを込めた。虫塚を含む周辺環境全体を体験し自然への感謝の気持ちを感じてほしい」と話している。
虫塚はゾウムシの彫像を中心にステンレス製の金網でできた虫かごを40個組み合わせ螺旋状に配置した。表面には土を吹き付けることで、直径8mの巨大さでありながら、周囲の景観になじむデザインを実現している。慰霊碑の設計は初めてという隈氏だが、「単なるモニュメントではなく、虫への慰霊の思いを込めた。虫塚を含む周辺環境全体を体験し自然への感謝の気持ちを感じてほしい」と話している。
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