通天閣観光(西上雅章社長)は3日、Next210プロジェクトの一環として進めてきた通天閣免震改修工事を完成させた。同日夜には、免震改修にあわせて復刻した天井画のあるエントランス吹き抜け大空間で点灯式を行って完成を祝った。設計施工は竹中工務店が担当した。
西上社長は「かねてから初代通天閣にあった天井画を復刻したいと思っていたが、その天井画の取り付けを含む工事が竹中工務店の尽力により事故なく完了し、感謝している。今後、大阪の観光名所の1つとして人びとに愛され続けることを願っている」とあいさつした。
続いて、技術監修を担当した阪大大学院の宮本裕司教授が「大地震などに備え、より耐震性の高い施設にする取り組みは意義あるもので、この日を迎えることができてうれしい」、竹中工務店の門川清行取締役副会長が「タワー状建物の免震改修という世界に類のない工事で、約5万7000時間もの延べ労働時間を要したが、通天閣を営業しながら無事故で完工できたことは大きな喜びだ」と述べた。
点灯式では、西上社長、門川副会長、クラブコスメチックスの中山ユカリ社長がボタンを押し、色鮮やかな天井画が浮かび上がった。
改修工事では地上から高さ約10mの位置に天然ゴム系積層ゴムの免震装置と、竹中工務店が独自に開発したロックダンパーなどを設けた。所在地は浪速区恵美須東1―18―6。
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西上社長は「かねてから初代通天閣にあった天井画を復刻したいと思っていたが、その天井画の取り付けを含む工事が竹中工務店の尽力により事故なく完了し、感謝している。今後、大阪の観光名所の1つとして人びとに愛され続けることを願っている」とあいさつした。
続いて、技術監修を担当した阪大大学院の宮本裕司教授が「大地震などに備え、より耐震性の高い施設にする取り組みは意義あるもので、この日を迎えることができてうれしい」、竹中工務店の門川清行取締役副会長が「タワー状建物の免震改修という世界に類のない工事で、約5万7000時間もの延べ労働時間を要したが、通天閣を営業しながら無事故で完工できたことは大きな喜びだ」と述べた。
点灯式では、西上社長、門川副会長、クラブコスメチックスの中山ユカリ社長がボタンを押し、色鮮やかな天井画が浮かび上がった。
改修工事では地上から高さ約10mの位置に天然ゴム系積層ゴムの免震装置と、竹中工務店が独自に開発したロックダンパーなどを設けた。所在地は浪速区恵美須東1―18―6。
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