2015/07/27

【けんせつ小町】女子小中学生が鉄筋や型枠作業に挑戦! 「チームTOYOJYO」が解説する現場見学会

きみも左官や鉄筋工になってみないか--。日本建設業連合会(中村満義会長)は24日、夏休み期間中に小中学生を対象とした「けんせつ小町活躍現場見学会」の第1回を開いた。現場は、三井住友建設が東京都江東区で施工中の(仮称)芝浦工業大学附属豊洲中学高等学校建設工事で、小中学生29人とその保護者が参加した。

 日建連の五百木祐美さんは、「女の子を対象に、女性が主体的に活躍する現場を見てもらうのはまったく新しい試み。参加した皆さんがきょうの経験で得た面白さや憧れを胸に10年後、20年後、けんせつ小町として建設業のさまざまな場面で、笑顔で活躍してくれることを願う」とあいさつした。
 三井住友建設の帖佐泰郎作業所長が歓迎の言葉を述べたあと、メンバー10人のなでしこ工事チーム「チームTOYOJYO」の星野麻夢リーダーが工事内容を説明した。参加者は施工中のアリーナ2階に登り、実際の作業を見ながら解説を聞いた。
 今回のメーンは職人の作業を体験するコーナーで、測量や型枠など8種類を用意した。左官コーナーはモルタルをこてで塗ったり、 敷きならす作業をした。鉄筋の結束作業にも職人に道具の使い方を習い、なでしこチームのメンバーが手伝ってチャレンジした。
 小学生2人と参加した母親は「体験型が多く、 子どもの印象に残り、興味もわく」と評価した。
 日建連けんせつ小町委員長を務める則久芳行社長は、「みんなが楽しくやっているのを見てうれしく思った」と感想を述べた。
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