東京大学建築学専攻T-ADS(アドバンスドデザインスタディー)と小松精錬は15日、東京都文京区の同大工学部で「東京オリンピック・パラリンピック2020に向けた小さな建築」をテーマとするシンポジウムを開いた。小松精練の開発した「グリーンビズ」や「カーボンファイバー」の活用事例を紹介し、新素材が生み出す新たな建築の姿を示した。
シンポジウムに先立って開かれた記者会見で建築家の隈研吾東大教授は、新たな建築を生み出す契機として「カーボンファイバー」を使用した耐震補強技術を取り上げ、「今まで耐震補強とは重く堅いものだったが、カーボンファイバーを使用することで、柔らかな耐震化が可能になるだろう」と指摘した。また、小松精練の中山賢一会長は「日本の建築・土木分野のリノベーションに活用できるだけでなく、2020年以降の建築をレガシーとする技術だと思っている」と語った=写真。
T-ADSと小松精錬は13年から合同研究を開始し、環境にかかわる素材の活用方法について研究を重ねている。
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シンポジウムに先立って開かれた記者会見で建築家の隈研吾東大教授は、新たな建築を生み出す契機として「カーボンファイバー」を使用した耐震補強技術を取り上げ、「今まで耐震補強とは重く堅いものだったが、カーボンファイバーを使用することで、柔らかな耐震化が可能になるだろう」と指摘した。また、小松精練の中山賢一会長は「日本の建築・土木分野のリノベーションに活用できるだけでなく、2020年以降の建築をレガシーとする技術だと思っている」と語った=写真。
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