2016/07/07

【清水建設】軽く!涼しく! 井上社長も太鼓判の空調服と新型ヘルメット導入


 清水建設は今夏から、通気性に優れ軽量化を図った「新型ヘルメット」と、体温上昇を防ぐ「空調服」を全面的に採用する=写真。「少しでも働く環境を改善していきたい」(井上和幸社長)との思いから、全国の現場に順次導入することを決めた。

発泡スチロールを取り除き、衝撃吸収機能を付加した固定用ライナー
新型ヘルメットは、保護具メーカーの谷沢製作所と共同で開発。個人の頭の大きさに合わせる固定用ライナーに衝撃吸収機能を付加し、ヘルメットの内側を覆っていた発泡スチロールを取り除いた。これにより通気性が格段に向上。15分間の運動後におけるヘルメット内部の温度・湿度比較では、旧型の32.5度、77.1%に対し、新型は24.2度、54.8%という結果が得られた。
 あわせて、ヘルメットを若干小型化するとともに、素材をポリエチレン樹脂からFRP(繊維強化プラスチック)に変更し、旧型より約100グラム軽くした。さらに、縁には雨だれ防止の反りもつけた。

空調服

 空調服は既製品をベースに、自社ユニフォームに合わせたデザインを施した。ジャンパーに内蔵した2機の小型電動ファンにより、外気を取り入れてドライな状態にすることで汗を乾燥させ、その気化熱で体を冷やす仕組みだ。試着してみたという井上社長も「これはいい」と太鼓判を押す。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿