清水建設は今夏から、通気性に優れ軽量化を図った「新型ヘルメット」と、体温上昇を防ぐ「空調服」を全面的に採用する=写真。「少しでも働く環境を改善していきたい」(井上和幸社長)との思いから、全国の現場に順次導入することを決めた。
発泡スチロールを取り除き、衝撃吸収機能を付加した固定用ライナー |
あわせて、ヘルメットを若干小型化するとともに、素材をポリエチレン樹脂からFRP(繊維強化プラスチック)に変更し、旧型より約100グラム軽くした。さらに、縁には雨だれ防止の反りもつけた。
空調服 |
空調服は既製品をベースに、自社ユニフォームに合わせたデザインを施した。ジャンパーに内蔵した2機の小型電動ファンにより、外気を取り入れてドライな状態にすることで汗を乾燥させ、その気化熱で体を冷やす仕組みだ。試着してみたという井上社長も「これはいい」と太鼓判を押す。
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